85年、日本が世界最大の純債権国(海外の資産が債務=借金を上回っている国)にのし上がる一方、1914年以来、債権国の地位にあったアメリカが債務国(借金国)に転落した。
日本は史上最大の貿易黒字を稼ぐ一方、アメリカはどこの国も経験したことのない1000億ドルを超える貿易赤字を記録した。
一人当たりGNPの日米逆転が生まれたのも、この年である。
明治以来の国民的スローガンともいうべき「欧米に追いつけ、追い越せ」という宿願を成し遂げたのである。
それはあの香しいアメリカの時代、「パックス・アメリカーナ」(アメリカ主導の世界体制)の終わりを告げることを意味していた。
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